『一人で演じる音楽劇 月光の二人』第261回高学年例会

2024年12月2日(月)”芝居屋杜川リンタロウ”さんによる高学年例会

が開催されました。

活動の成果

リンタロウさんは10年前『ひとりで演じる走れメロス』 という作品で苫小牧西子ども劇場の高学年例会に来てくださりました。

その時の演技の迫力と登場人物の演じ分けが印象深く残っておりました。

例会を決める流れというのは 全国版パンフレットから北海道に来る時期と観たい作品とを選考し 北海道版パンフレットに掲載。

総会で北海道版に掲載された作品から苫小牧で観たい候補作を挙げる。 道内の劇場が集まり,各劇場で候補作となった作品から決める。 (道外の劇団だと交通費がかかるので複数の劇場に呼ぶ方が良いため)

という感じなのですが数年前まで 私(ハリー)が見ていたのは北海道版のパンフレットでした。 実はそこには“杜川リンタロウ”さんの作品はありませんでした。

しかし,高学年例会の作品は高学年の活動の中で観たい作品を挙げるべきでは という声が届き,初めて全国版のパンフレットを見ました。

すると,あるではないですか『仏典童話』“杜川リンタロウ”と……

そこでハリーらは事あるごとにこの作品を観たいと言い続けてきて

2022年 北海道パンフに掲載(参:中高青の集まり2022/08/06 | 苫小牧西子ども劇場中高青のブログ
2023年 総会にて候補作品に(参:第35回総会に参加 | 苫小牧西子ども劇場中高青のブログ

今回,ついに高学年例会の開催となりました。

感想

かなりゴリ押ししたこともあって,そこまでみんなに響かなかったら…… という不安は一瞬にして消し飛ぶような,想像を超えた圧巻の演技,演奏でした。

老人を捨てる国

一つ目のお話は「老人を捨てる国」 貧しいある国は60歳になった老人は国外へと捨てる,所謂口減らしをする国でした。

そこへ,隣の国から奇妙なクイズが出され 答えられないと,国に攻め込むと脅されます。

果たして老人を捨てる国の運命は……

というお話ですが

会場にクイズの答えを聞いてみたりと 一体感のある雰囲気の中で

素晴らしい演奏と,歌で魅了してくれました。

月光の二人

二つ目のお話は「月光の二人」

こちらはある国が滅ぼされてしまうことから始まります。 この国の王は,敵国に抵抗することなくあっさりと降伏して殺されてしまいます。

国王は最期,王子に敵を恨んではいけないと言い残します。 しかし,王子は敵国王への復讐を誓いました。

王子は料理の才で,敵国に侵入し なんと敵王の右腕にまでなります。

そして数年後,終に復讐の絶好の機会が訪れますが……

こちらはかなりシリアスな展開が多く日常から戦闘シーンまで 表の顔,心の声,そして敵王と一人で演じ分ける迫力の演技でした。

照明係

とここまで書いてきたのですがこの劇のスタッフは

演者は杜川リンタロウさん そして音楽がクラリネット奏者のつつみあつきさん

の2人しかおらず,照明を切り替えるスタッフがいないのです。

実は10年前の『ひとりで演じる走れメロス』でも ハリーとつくし(現在は会員外)とで照明切替えのお手伝いをしていたのです。

というわけで今回もハリーが照明切替え係として 10年ぶり2度目の共演(?)を果たしました。

これがなまら緊張します。

自分中では大きなミスが2回ほどあったのですが その時は心臓がバクバクでした。

皆さんが照明の違和感がなく集中できていたら幸いです。

でも何とかやり遂げられ ”リンタロウ”さんにもお褒めいただいたので良かったです(社交辞令かもしれませんが)

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